池袋西武百貨店のストライキについて百貨店で正社員として働いてきて思うこと。
百貨店でストライキ。ニュースを見て思うこと。百貨店で正社員として32年働いたので他人事ではありません。
百貨店では色んな人たちが働いています。百貨店の正社員、契約社員、派遣社員、アルバイト、取引先の方々、レストランの方々、駐車場・駐輪場・清掃の方々、電話交換室、施設、防災センターの方々など。
コロナ禍の時に百貨店は食料品フロア以外は休館になりました。その時でさえ食料品フロアは営業していました。私は裏方で庶務で働いていた為出勤していました。イレギュラーだった為、働いている食料品フロアの方々の為に感染対策をしたり、なんだかんだやる事があったのを覚えています。
今回は裏方の社員も休むのでしょうか。店長・部長・統括たちは組合員てはなく会社側の立場なので出社していると思われます。お客様対応をしなければなりません。電話対応もしなければいけないでしょう。
今回は全館休館。商品の販売ができないだけではなく、お客様との約束事(予約)の対応も大変なことだと思います。例えばレストランで貸切り予約とか、美容室ネイルサロンの予約。
食料品フロアでは販売ロス(消費期限があるもの)の対応もしなければいけないと思います。
パッと思いつくだけでもこれだけのことがあるため休館している内側ではバタバタしていると想像します。
60年振りのストライキ。まだ私が産まれていない…すごいことですよね。
お店がなくなると言うことは多くの人の人生に多大な影響を与えることになります。1人1人に生活があり、家族がいて働かなくてはいけません。みんな必死です。老後2000万円問題にも影響がでます。
今後リストラも行われると思います。40代、50代で子どもがいて住宅ローンがあったりしたら辞めることは考えにくいでしょう。
百貨店に未来があるか。私も辞めると決める時色々考えました。百貨店は商品を選び仕入れて販売するのが基本です。ですが最近ではどんどん売場が「場所貸し→家賃をいただく」に変化していっています。社員が販売する売場が激減しているのです。社員が働く売場がなくなっているため会社側は社員を減らしたいのです。少ない社員で成立つようにしていきたいのです。
この流れは止められない勢いです。実際私が働いていた店でも2023年2月から社員が販売するのは食料品フロアと1階の服飾雑貨と化粧品売場だけになりました。
池袋西武=池西=いけせい すごく売れるお店として長年営業してきたお店です。お店がなくなる或いは形を変えて営業せざるを得ない状況になりそうです。ストライキをしてもひっくり返ることはなさそうです。
何度も言いますが「この流れは変わらない」と思うので、気持ちを切り替えて行ったほうがいいかなと思います。
少しでも明るくHappyな未来(老後)になるように行動した方がいいと思います。